梅が出来るまで

平成16年(2004年)2月に梅苗を植えました。甲賀市は猿害を受けほとんどの果樹、野菜は収穫できません。そこで考えたのがサルは食べないと言われていた梅でした。

植栽1年半後の梅畑の全景です。


これは実技講習会の風景です。滋賀県の農業普及課の職員の指導の基に剪定技術を教わっています。また、年間の梅の管理、とりわけ病害虫の消毒、施肥の方法についても指導を受けています。

植栽した梅苗に初めて花が咲きました。


植栽3年後の梅畑の全景です。(夏)


植栽して4年後の梅苗に多くの花が咲きました。


植栽4年後の梅畑の全景です。(夏)


植栽4年後の梅の実です。


植栽4年後の9月です。キジです。自然豊かな地域です。


梅畑には鹿や猪もやってきます。これは猪が掘り返した跡です。堆肥を多く入れていますのでミミズがたくさんいます。猪は畑のミミズなどを食べに来ているものと思います。

梅畑での年間管理作業

草刈り機を用いて草刈りをします。夏は草との戦いです。夏期は頻繁に草刈りをします。梅の木の周囲は特に手持ちの草刈り機で木に傷をつけないように注意深く草を刈ります。


梅の根は浅く張っているので木と木の中央部のみトラクターで耕運しています。この作業で植付け時に用いた堆肥と土とを混ぜます。数年後に梅の木がおおきくなれば良い肥料になると思います。


木に近い所は耕運機で浅く耕しています。


11月下旬から12月にかけて木の剪定をします。


木の片側だけ機械で穴を掘ります。これで根も少し切れてしまうので根の更新にもなります。そういった理由で木の片側のみ穴を掘ります。


これは同じ甲賀市の牧場より乾燥堆肥を購入し有機質肥料として使用します。


一輪車で少しづつ堆肥を運びます。


1本の梅の木に一輪車2~3台分を入れます。その後はユンボで堆肥と土とを良く混ぜて元どうりに平らに整地します。


堆肥運びは数人で実施します。


以上のように「三日月農園」における梅苗の植栽から現在に至るまでの経過と、梅畑の管理作業の一部を紹介しました。